開発環境で以下の手順でアップデート作業をテストしました。
まず、baserCMS4.0.6から4.5.3へのコアファイルのアップデートは、問題なくできると思います。
付随(並行)して、「admin-third」管理テーマのアップロード(themeフォルダへの配置)とcakePHP2.8.5から2.10.16のアップデート(/lib/Cakeの上書き)を行いつつ、一連のアップデート作業を行う手順を以下にまとめました。
なお、アップデート作業は、自己責任で行なっていただく作業ですので、その辺りはご承知おきください。
手順は以下の通りです。
まず、作業を始める前に現状のデータベースのバックアップをとります。
バックアップは、管理画面から「システム管理」「ユーティリティ」「データメンテナンス」「データのバックアップ」欄の「ダウンロード」ボタンをクリックします。
zip圧縮されたバックアップデータをダウンロードする画面が表示されたら、画面の指示に従ってダウンロードします。
以降のアップデート作業が問題なく完了した場合は、バックアップデータは特に使いません。
では、baserCMS 4.5.3のアップデートパッケージ(zipファイル)を以下のURLからダウンロードします。
環境によっては、ダウンロードと同時にzipファイルが解凍され、「basercms」フォルダが生成されます。解凍されない場合は、zipファイルを解凍します。
解凍された「basercms」フォルダ内の「lib」フォルダをbaserCMSがインストールされている環境の同名フォルダに上書きします。
「lib」フォルダ内には「Baser」フォルダと「Cake」フォルダが含まれていますので、両フォルダ共上書きする格好になります。
次に、解凍された「basercms」フォルダ内の「theme」フォルダ内にある「admin-third」フォルダをbaserCMSがインストールされている環境の「theme」フォルダ内にアップロード(配置)します。
なお、baserCMSがインストールされている環境の「theme」フォルダ内には、すでにお使いの「bccolumn」テーマフォルダや他にもテーマフォルダが既にあると思います。それらと同列にアップロード(配置)する格好です。
うっかり「theme」フォルダごと上書きしてしまうと、すでにお使いの「bccolumn」テーマフォルダも上書きされてしまいますので、絶対に「theme」フォルダごと上書きしない様に注意してください。
ここまでの作業は、FTPアプリで行われるはずですので、エラーなくアップロードが完了すれば、いよいよ4.5.3へのアップデートを実行できます。
ブラウザでアップデートの対象となっているサイトを表示させようとするとURL末尾に/maintenance/indexと表示され、画面上は「メンテナンス中 ご迷惑をお掛けしております。現在メンテナンス中です。もうしばらくお待ちください。」と表示されているはずです。
URL末尾の/maintenance/indexを/updateと書き換え、エンターキーを押すと、以下の「データベースアップデート」画面が表示されます。
「アップデート実行」ボタンをクリックします。
しばらくすると、「すべてのアップデート処理が完了しました。」と表示がされたTOP画面が表示されれば、アップデートは完了です。
アップデート完了後、以前のキャッシュがブラウザに残っていたりすると、管理画面が当初うまく表示されない場合があります。
以下の様にコンテンツ画面がギュッと狭くなった様な表示になることがあります。
その時は、慌てず、ブラウザのキャッシュ削除を行なった上で、再度、管理画面を表示させてみてください。
無事にログインできればすべて完了です。